院試の日 その2

  • 昨日の続きを書きます。本当は筆記試験は1日目に全部済んで、2日目は面接だけですが。
  • 専門について

 夏と同じようにそのまま問題を紹介します。用語の後に()で英語が書いてあるのは一部省略。


 大問1は40点で、3問の中から1つ選択ですが、3つ目の問題はいつも社会心理の問題なので実質2問の中から1つ選択です。

A.「リキッド・モダニティ(liquid modernity)」「危険社会(risk society)」「再帰的近代化(reflexive modernization)」のいずれか一つの概念をふまえて、現代社会について論じなさい。
B.今日、「ニート(NEET)」や「フリーター」の増大が大きな社会問題になっている。こうした問題について、社会学的に論じなさい。

 Aはどう考えてもT先生の出題ですね。当然こちらを選択です!!なんとなく「危険社会(risk society)」で書いてみました。「危険社会(risk society)」についての説明を書いて、ちょこっと付け足しをしてみましたが、あまり面白い解答ではないはず。前の解答の方が充実していたように思います。春の2次試験は1次と比べてソフトな問題が多いのですが(簡単、という意味ではなく)、Bはその典型ですね。


 大問2は30点で、1と形式は全く同じです。

A.社会学における「比較研究(comparative method)」の意義について説明しなさい。
B.「共同体(community)」と「組織(organization)」の相違について、具体的な例を用いて説明しなさい。

 これははっきり言って、どちらもよく分からなかったです。Bがより分からなかったので、Aにしました。どんな解答が求められているのか掴めなかったのですが、いろいろな書き方があるだろうと思って適当に書きました。この「意義」というのはいつも出てきますね。これも前の「権力」概念の意義について、の方が書きやすかったです。


 大問3は用語説明。9個のうちから3つ選択ですが、たいてい最後の3つは社会心理の用語なので、これも実質6個から3つ選択です。

1.規律 2.レイベリング 3.ジェンダー 4.メリトクラシー 5.シカゴ学派 6.マルチチュ−ド

 マルチチュードキタ━━(゜∀゜)━━!!もう、なんでも最近の用語を入れればいいってもんじゃないですよ。マルチチュードって書きたかっただけちゃうんかと。当然これは飛ばして、選択したのは2・3・4です。大問3は、全体的には前に比べて書きやすい用語が多かったですね。