大ショック

http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000091813.shtml

2006年 8月18日 (金)

 神戸の老舗洋菓子メーカー「コスモポリタン製菓」(神戸市中央区)が廃業していたことが十七日、分かった。売り上げ不振で業績が低迷したため。食の多様化や価格競争の波にもまれ、洋菓子文化を支えた八十年の歴史に幕を下ろした。
 一九二六年、ロシア革命を逃れて来日したF・モロゾフ氏が、神戸のトアロードに「モロゾフ洋菓子店」を創業。日本人共同経営者と訴訟騒ぎになり「モロゾフ」の商号使用を禁止されたり、空襲で店舗が焼失したりと苦難を経験。戦後、現社名で再出発した。
 八四年には神戸・ポートアイランドに本社工場を建設。三宮と東京の二店舗などでチョコのほか洋菓子も販売してきた。
 帝国データバンク神戸支店によると、二〇〇五年の売上高は約七億五千万円で、ピーク時の九九年から三割以上の減少。最近では砂糖などの原材料価格の高騰が経営圧迫に拍車をかけたとみられる。従業員は約二十人。
 三代目となるV・モロゾフ社長は「昔ながらの作り方、売り方が時代の流れにマッチしなくなった。体力があるうちに事業を畳む決心をした」と述べた。問い合わせ窓口や総務部門は当分、残すという。

  • これはすごいショックです・・。センター街にある喫茶店がすごい好きだったのに・・。チョコレートを使った各種メニューやボルシチなどはもう食べることができません。せめて廃業の予定を少し前に告知してくれていれば、最後に行ったのですが。各種ブログを検索してみても、事前に知っていた人はいないみたいですね。突然のことにショックを受けている人が多いようです。このニュースは神戸新聞毎日新聞ぐらいにしか載っていなかったみたいで、友人と会話していて、ちょっとしたことから話題になるまで私は全然知らなかったです。喫茶店はいつも繁盛していましたが、本業のチョコレート販売の方が、「モロゾフ」などに比べうまく展開できなかったのかも知れませんね。